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バルカン超特急(1938/イギリス) 95点

バルカン超特急 The Lady Vanishes hitchcock

バルカン超特急

【感想・ネタバレあり】 観終わった後にテレビ画面に向かって拍手、そんな映画です。特に列車に乗り込んでからは、久しぶりといっていいぐらい時間を忘れて見入ってしまいました。サスペンスなのに少し緩い空気が流れてて、このワクワク感はなかなか味わえないなぁ…。

列車に乗る前にホテルの窓から物が頭に落ち、発車して少し意識を失ってると一緒に座っていた婦人がいない!そして乗客全員が婦人の存在を知らないと嘘をついて…。不倫中で関わろうとしないカップル、冒頭から出てくる2人組(最後は哀しいオチでしたが…)、数少ない協力者のギルバートもいい味を出してます。
車窓に書いた名前が手掛かりになるのは予想通りだったけど、アイリスがそれを見つけた時にわざとらしい大袈裟な演技だったら嫌だなぁと思ってたら、何とも控えめで説得力があったので更に感情移入できました。
お茶の紙が窓に貼りついたり、マジックショーの装置での格闘も面白かったし、意識を失わないようにとラジオ体操するのなんて大爆笑だったし、戦争に発展するんじゃないかっていう銃撃戦にもドキドキしました。

バルカン超特急 The Lady Vanishes

最後は安っぽいロマンスか……と思ってたらそこで終わりじゃなく、最後のシークエンスの素晴らしいこと!!男は音楽を忘れ、部屋の中からピアノの旋律が流れてきます。美しい音は雰囲気を盛り上げ、部屋に入り、2人が並んでる少しの隙間からスパイだったフロイの姿が…そして喜びながら握手をして映画は終わります。普通なら画面を切り替えるはずなのに長回しだし、且つあの僅かな隙間からフロイを登場させるだけで、こうも感動できるのでしょうか?
これは監督が意図的にやってるんでしょうね、その感覚に脱帽しました。「ロープ」のラストも3人が逆三角形の不安な構図で配置されてて感動したもんですが、「バルカン超特急」の最後は更に驚きました。
1938年という時代、そして多作ながらクオリティの高い作品を作り続けたヒッチコックは本当に凄い。他の作品も見ていこうと思います。

バルカン超特急 The Lady Vanishes

goo映画
The Lady Vanishes / バルカン超特急
Director:Alfred Hitchcock アルフレッド・ヒッチコック
Cast:Margaret Lockwood マーガレット・ロックウッド / Michael Redgrave マイケル・レッドグレーヴ / Paul Lukas ポール・ルーカス / May Whitty メイ・ウィッティ
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テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

浮草物語(1934/日本) 75点

浮草物語 , A Story of Floating Weeds , 小津安二郎 , Yasujiro Ozu , 映画 , movie , 1934

浮草物語

浮草物語 / A Story of Floating Weeds
監督:小津安二郎
出演:坂本武 / 飯田蝶子 / 三井秀男 / 坪内美子 / 突貫小僧 / 八雲理恵子

浮草物語 , A Story of Floating Weeds , 小津安二郎 , Yasujiro Ozu , 映画 , movie , 1934 (1)

【解説】
旅役者一座の座長・喜八(坂本武)は、かつての自分の子どもを生ませた女おつね(飯田蝶子)が暮らす田舎町に興行へやってきた。子どもはすでに成人していたが、喜八は自分が父とは名乗らず、毎日のように女の家を訪ねていく。そんな喜八に、今の情婦でもある一座の主演女優おたか(八雲恵美子)は嫉妬し、妹分の女優を使って、喜八の息子を誘惑しようとする…。

浮草物語 , A Story of Floating Weeds , 小津安二郎 , Yasujiro Ozu , 映画 , movie , 1934 (2)

【感想】
小津監督自身がリメイクした「浮草」はまだ観てないんですが、古いこちらの方を先に観賞しておこうと思って。古いので初期の作品かと思いきや、既に20作以上も撮ってたんですか。75年前の映画ですが完成度の高さは度肝を抜かれます。小津監督独特の映像は美しく、とことん自分の感性を信じてたんだろうなぁ。
久しぶりのサイレント映画だったので最初は少し違和感があったもののすぐに慣れました。音楽はずっと流れていて、優しいメロディが作風にとてもマッチしていたように感じました。

浮草物語 , A Story of Floating Weeds , 小津安二郎 , Yasujiro Ozu , 映画 , movie , 1934 (3)

喜八とおつねが仲良くしていると同じ芸人一座のおたかが嫉妬したり、さらにその妹が喜八の息子を好きになるという、何とも絶妙な脚本。
自由なおじさんとしか思っていない息子と、久しぶりに会えて嬉しそうな父親が一緒に魚釣りに行ったり将棋してる場面があって、ジーンと心に染みますね…
登場人物(特に喜八とおたか)の今後が気になります。

浮草物語 , A Story of Floating Weeds , 小津安二郎 , Yasujiro Ozu , 映画 , movie , 1934 (4)

テーマ : 昔の映画
ジャンル : 映画

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